2010年10月18日月曜日

ビザのお話①:こんな状況でした

ビザのお話①

私のビザはF-1。

なぜかというと、夫がアメリカ人でなくグリーンカードを保持している場合は、奥さんにグリーンカードが下りるのは約5年かかり、グリーンカードがおりるまでは、自力でビザを調達しないと、そもそもアメリカにいられません。
なので、私は一番簡単な方法として、学校に通うことでF-1&I-20を調達することにしました。

この約5年というのは、アメリカ人以外の家族向けの年間のグリーンカード発行数が決まっており、順番待ちがあるから。
ちなみに、夫がアメリカ人の場合は発行数の上限がないため、1年でほぼ誰でも取れます。

ごまは日本人ですが、私と会うちょっと前にグリーンカードを申請して、私と結婚するちょっと前にグリーンカードがおりました。
もし、私と結婚した後に一緒にグリーンカードを申請していたら、二人ともすぐにおりていたので、タイミングとしては、最悪でした。

同じケースの多くの日本人夫婦は、奥さんのグリーンカードがおりるまで奥さんは日本に住んで5年間離ればなれで暮らすのを選択するようです。たまに、奥さんが頑張ってアメリカの学校に5年間通い続けたというケースも。でもお金もかかるし奥さんは他に何もできなくなるし非常に生活が大変だったようです。



これってひどくないですかい?


H1BやF1やL1の場合は、少なくても奥さんが滞在できるビザはおりるのに、GCの場合は滞在すらできないなんて。


ごまと結婚することが決まった後、最初にこれを知った時は、二人して、本当に落ち込みました。

カリフォルニアに引っ越してのんびり〜と好きなことをして生活しようと思い描いていた生活は全部白紙。
5年間、どうやってビザを保持するか、それを第一に生活を組み立てなくてはいけなくなりました。


弁護士さんと相談すると以下のことが判明。
まずF-1と言っても、語学学校はNG、日本で大学を卒業しているため今からコミカレに通い出すのもNG。
大学院か博士課程に入るか、どこかの企業に就職してH1-Bを取りなさいと言われました。

そりゃ。。ビザ的にはそうなんだけど、そんな簡単に言わないでよって感じですよね。
こちらの大学院〜博士課程に申し込むには、出身大学の教授などの推薦状3通にTOEFL&GREのスコア、さらにエッセイ数本が必要。みなさん、一年前ぐらいから準備をされて申し込むもので、行きたきゃ行けるってそんな簡単なものじゃない。
アメリカの大学や大学院を出た人でも、H1-B取りたくて取れないで帰っていった人がいかに多いことか。しかもここ最近の不況でH1-B発行数が激減していて、そもそも外国人にビザを出してまで雇いたい企業なんてそんな簡単に見つかりません。


これがわかったのは去年の7月頃でした。

続く。

2 件のコメント:

  1. マチin Sunnyvale2010年10月20日 9:43

    配偶者がアメリカ人でない場合のグリーンカード取得って
    約5年ですか。それは長いね。
    新婚生活スタートを5年別居状態なんて悲し過ぎるし
    正々堂々とアメリカに居られる権利(投票権なんて
    なくていいから)でこんなにも
    ごちゃごちゃ考えなきゃならないなんて、って感じでしょう。
    私はL1。周囲もH1だったりL1だったりで
    正直誰もビザの心配してない。
    Machiさんの記事を読んで実態を知りました。

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  2. マチさん

    愚痴っぽい日記でスミマセン。。

    せめて滞在できるビザぐらい出してくれてもいいのにって感じですよね〜 アメリカけちだ!

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