2013年10月12日土曜日

ZERO TO THREE

ZERO TO THREEという、0歳から3歳までの子供の発達/教育を研究しているアメリカの非営利団体があります。
日本にも、三つ子の魂百まで、という言葉がありますが、同じく、3歳までの育て方、過ごし方が子供の性格や知的能力に大きく影響する、と主張し、お医者さんや科学者など多くの人が研究に参加し、ニュースレターや記事を配信してます。

病院や学校でも、この団体が出している文献/記事がよく取り上げられ、アメリカではとっても有名な団体。

下記がウェブサイト。
www.zerotothree.org


特によく読むのが、下記の項目が年齢ごとにどう発達していくか、どうやって親が発達の手助けをできるか、またうまくいかず困った時の対応策などが具体的に書かれているセクションで、とても参考になります。

①言語能力(Language Literacy)
②思考能力(Thinking Skill)
③自己統制能力(Self-Control)
④自分に対する自信(Self-Confidence)


最近はもっぱら、③のSelf controlのページを何度も読み直し。

子供のやる気や好奇心をつぶしたくないと思って好きにさせてあげたい一方で、ルールやしつけも教えなくちゃいけなく、どこで線引きするかが、とっても難しい。
下記は、なるほどと思ったこと。

①ルールに一貫性を持たせる
今日は遅くまで起きていていいけど、明日はだめ、など、ルールに一貫性がないと子供は混乱して、結果的に何も言うことを聞かない

②「だめ」と言うのではなく、代替案を示す
例えば、机の上でお茶碗を箸でたたき出したら、怒ってやめさせるのではなく、「お箸とお茶碗は危ないからやめようね。かわりに、太鼓を一緒にたたこう」と、子供の欲求が満たされる別の案を提示。代替案を提示されないまま禁止だけされた場合は、その行動は何度も繰り返される。

③子供にチョイスを与える
強制するのではなく、選ばせる。例えば、お出かけの際になかなか靴を履かない子も、「どっちの靴をはきたい?」と選ばせれば、自分で選んだ靴を簡単に履く。
ただし、「寝るのと寝ないのどっちがいい?」「ご飯食べる?食べない?」という聞き方はNG。寝ること、ご飯を食べることなどの絶対ルールは、子供が選ぶことではない。その場合は、「寝る前に絵本読むのと、DVD見るのとどっちがいい?」や「ごはんとパン、どっち食べたい?」という聞き方にする。

④子供がかんしゃくを起こしたら、下記に気をつける
 まずは親が冷静に。親が冷静でないと、子供も冷静にならない。
 子供一人で放っておく。気のすむまで一人で泣いて暴れる方が早く落ち着く子も多い。
 子供が落ち着いた後、泣いた理由について話したり、気持ちを理解する言葉をかける
    ※アイス食べられなくて悲しかったのね〜とか、お腹減ったのね〜とか。




魔の2歳児というけど、言葉が通じるようになった今の方が1歳の時より断然楽。
知り合いの人たちの話でも、1歳の言葉が通じない時期のいやいやが一番大変な印象を受けます。飛行機に乗って大変だった時期ランキングNo1は、18ヶ月前後でした。

今後出版される子育て本には、terrible twoじゃなくて、terrible oneと表記してほしいですな。





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